いざ高山!②「フィンユール邸」2021.06.07

つづく。

で締めくくった前回の日記からすっかり時間がたってしまいました。

 

高山には古い町並み、骨太な木造建築、飛騨牛、ほうば味噌、地酒、五平餅、山と川の大自然など

ステキな見どころ満載なのですが、

家具の産地としても有名で、たくさんの家具屋さん、ショールームが点在しています。

 

「キタニ」という家具屋さんに行ってきました。

腕のいい家具職人さんが丁寧な仕事でステキな家具をつくっているのですが、

このキタニにはデンマークの家具の巨匠「フィンユール」というデザイナーの家具もつくっていたり

展示もたくさんあって、家具好きにはたまらない場所になっています。

 

しかもここではフィンユールさんがデンマークに建てた『フィンユール邸』を再現して、

実際の建物の中に家具を配置しているこだわりよう。

こだわりすぎて、そのステキな建物や場所の維持管理もしていかなければならないということで

入場料がかかってしまうのですが、入場料払ってでも見る価値ありありでした。

自由見学ではなく、がっつり建物や家具についての説明付き!!

建築好きな人、家具好きな人、そうでもない人、それぞれに合わせてわかりやすく説明してくれます。

なんとなくふらっと自由見学するのとは違って、説明してもらいながら見学することで

体験の価値は大きく違ってきます。

 

では中に入った様子を。

 

家具にこだわる人がつくる家は、細かなところまで心配りが。

来客した人がどんな気持ちになるかということを考えて家具が配置され、窓の配置が決められています。

 

白い空間に濃い青のソファー。

後ろに緑があるからか、これだけ青いソファーがあってもいい感じの空間ですよね。

なかなか普段強い色を使うことに慣れていなくても、実物を体感すると色も使いやすくなるのかも。

壁や天井にも色がつかわれていて北欧らしさが感じられます。

特にオレンジの天井!!

無難に白の壁になりがちな日本の建物とは文化が違いますね。

 

ちょっとした廊下にも座れるところがあるのは嬉しいですよね。

 

ここは子供部屋。右手のシマシマは何でしょうか。

そうです。折りたたみベッドです。

場所を広く使いたいときにスペースをつくれるのはいいですよね。

 

そして、青の天井はどうですか?

 

ここは書斎。ものがないのですっきりしていますが家具がステキだと雰囲気がでます。

引出しの赤色がワンポイント!

 

ここはメインルーム。

奥はただの壁ではなく棚の壁とすることで、使い勝手も見た目もよくなりますね。

季節もよかったので窓越しに遅咲きの桜もキレイな背景に。

書斎の椅子。いい椅子ですね~。

これが一番高級な椅子だそうです。

座れます。

曲線美と本革のビンテージ感。

一通り説明してもらったあとは、家族そろってフィンユールの家具に座ってティータイム。

 

フィンユールの椅子に座って記念撮影。

父のいい写真が撮れました。

 

なかなかこれだけステキな背景で写真を撮ることがないので、

写真撮りたい人にもとってもいい場所なのではないでしょうか?

母もすっかり写真撮影に夢中です(笑)

自然に囲まれた場所だと絵になりますよね。

 

兄弟ショット。こんな写真はじめて。

フィンユール邸をあとにしてショールームに戻る途中、他にもステキな建物が。

大きな庇に守られて、構造現しの立派な建物。

 

こっちは木を使ったモダンテイストで。

高台からのフィンユール邸

奥の山にはまだ雪が残っています。

こっちは大きな庇の日本の建物。

古い工場を改装してショールームにしているのだとか。

軒先低め。

深い軒がいい感じです。

 

後半はほぼ撮影会になってしまいましたが、

建物や家具について見学するだけでなく、

すてきな空間でお茶もできて、撮影もできて、満足感はかなり高いかもしれません。

母はちょこっと安くなっていた高級ティーセットを衝動買いしていました。

 

高山のお勧めスポット「フィンユール邸」でした~。