きこり設計舎

お花教室を開ける場所を持った家にしたいです。
お花が好きの奥さんの要望でした。

名古屋大学や南山大学に近い暮らしやすくて便利なこのエリアで、
敷地は道路から敷地が下がっていく、間口2.3mの旗竿敷地、
さらに３方向建物に囲まれた、日の入りにくい小さな場所。

このような敷地にどのように建物を建てるといいのだろうか。
敷地の高さを上げて、少しでも光が入りやすくなるように、
建物が道路より低くならないように。

いくつものプランを検討した結果、
お花教室としてのわかりやすいアイコン性、
上部からの光の入口として塔を設けることにしました。

さらにバルコニーの壁には壁面緑化もしています。
植物が成長していけば、太陽の光を柔らかく調和してくれて、
優しい木漏れ日を室内に届けてくれます。

天井高さ5ｍを超える塔と壁面緑化のある家。
稲田さんだからできた特別な家になりました。